『IN・POCKET 2005年5月号』

(勝手に10段階評価。4が標準、10が最高)

 特集は「文庫で翻訳ミステリーを読もう」。翻訳ミステリをほとんど読まない私にとって、参考になる内容かと思ったが、あまりに多く挙げられていたため、結局どれが良いかよくわからなかった。なんだか、宣伝っぽいし。
 高里椎奈の『銀の檻を溶かして』が文庫化されたそうで、「もうひとつのあとがき」が掲載されていた。高里氏の作品は未読だが、この機会に読んでみたい。最近は、舞城王太郎の作品も相次いで文庫化されており、いろいろ読んでみたいものはあるが、なかなか手が回らない。
 『IN・POCKET』は、北原亞以子の「霧笛」以外はすべて読んでいるが、小説もエッセイも面白いものばかりで、分量もちょうど良く、\200分は十分に楽しめる。これからも充実した内容を期待。