最終回「夜明け」

 マサキ(徳山秀典)を助けるため、ユウ(石垣佑磨)は再び夜の世界へと戻ってきた。力には力で対抗するという決意を持って。
 今まで、マサキがそうであったように、ユウも、夜の世界の抑止力としての存在意義を得たように思える。彼らは、絶対的な力を持ち、それを誇示することで、無用な争いを防げるようになった。
 それが、力を持って力を制するという言葉の真の意味なのかもしれない。そして、そういう存在の必要性を、ユウの成長を通して描きたかったのではないかと思う。
 正直、これといった見所があるわけでもなく、あまり面白いドラマではなかったが、暴力を描くだけのものでもなく、目的を持ったドラマであるようだった。ただ、それが成功しているのかはよく分からない。