「NEWS」内博貴、飲酒、補導、謹慎事件に新たな情報

 「ハロプロ三国志・蜀書(踊る五臓六腑)」のmomoko0022さんに、コメント欄で新しい情報を教えていただいたので(「内博貴 深夜の乱行に新事実」)、それを中心にして、再度今回の事件を見直してみようと思う。
 その前に、このブログでの関連記事のリストを挙げておく。

明らかになった新事実

 アイドルグループ「NEWS」のメンバーの少年(18)が、仙台市青葉区の公園で酒に酔って騒ぎ、補導された問題で、補導は、少年が公園近くの市道で乗用車をけるなどし、所有者の男性が110番したことがきっかけだったことが19日、分かった。

 通報を受け、仙台中央署員が駆け付け、少年が泥酔状態で騒いでいるのを確認し、補導した。車は一部損傷したが、少年側によって修理される見通しで、男性は被害届を出さず、中央署も立件を見送る方針。

 今までの報道では、内は大声で騒いでいるところを通報され、補導されたという内容だった。だが、今回の報道は、車を破壊していたために通報されたというものだ。この齟齬は何なのだろうか。
 当事者たちが知らないなどということはありえないのだから、どう考えても、隠蔽工作である。その隠蔽を主導したのは、ほかならぬジャニーズ事務所であろう。こういう事実が明らかになってくると、いままでの見方を訂正する必要があるかと思う。

菊間アナ単独犯報道への疑問

 人気グループNEWSの未成年メンバー(18)が飲酒して警察ざたになった問題で、フジテレビは19日、仙台市内で酒席をともにした菊間千乃アナウンサー(33)に対し、減給と担当番組「こたえてちょーだい!」の無期限出演停止の処分を決めた。菊間アナが、複数の女友達との私的な宴席に、このメンバーを電話で呼び出していたことも分かり、公私を混同したモラルが問われる形となった。同局はほかに関係者9人にも減給などを科し、前例のない大量厳重処分となった。

(中略)

 前代未聞の大量処分の背景には、未成年者に対する大人の責任に加え、新たに判明した問題の一夜の経緯から、組織全体の管理責任を重くみたこともあるようだ。

 未成年のメンバーは、14日夜に仙台市で行われた女子バレーボール・ワールドGPの中継に出演。15日未明に同市内の勾当台(こうとうだい)公園で酔って騒いでいたため、仙台中央署に補導された。当初は、同中継後、同局スタッフと飲食し、いったん宿泊先のホテルに戻ったが、菊間アナ(同大会リポーター)らスタッフがその後開催した2次会にも呼び出されたとされていた。

 しかし実際は、未成年メンバーは、NEWSの20歳のメンバーと2人で14日午後9時ごろから、同市内の飲食店で同局スポーツ局員5人と食事や飲酒をともにした。メンバー2人は宿泊先のホテルに戻ったが、別の場所で複数の女友達と私的な飲み会を開いていた菊間アナが、電話で未成年メンバーだけを呼び出し、15日午前1時ごろから飲酒した。その席にいた同局関係者は、菊間アナ1人だけだった。未成年メンバーは1人でホテルに帰ろうとしたが、補導されたという。

 つまり、菊間アナは私的な会合に人気タレントを誘ったことになり、仕事の延長の打ち上げの宴席とは、全く意味合いが異なってくる。同局は今回の大量処分について「監督すべき社員が適切な判断をできなかったことは遺憾」とし、多くを説明しなかった。しかし、こうした菊間アナの行動の一部がネットで流れたこともあって、同局には問題が明らかになった16日から18日までに約9000件もの抗議が電話やネットで寄せられた。公私の区別をつけられなかったことに対する厳罰でもあったようだ。

 この報道によれば、菊間アナが個人的会合に、個人的に内を呼び出し、酒を飲ませ、泥酔させたということである。だが、今ごろになって発表された、菊間アナ一人が悪かったという内容の報道は、真実なのだろうか。私はかなり怪しいように思う。

ジャニーズ事務所とフジテレビの深い関係

 ここで、頭をよぎるのは、ジャニーズ事務所とフジテレビの密接な関係である。ジャニーズ事務所の社長は、言わずと知れた、ジャニー喜多川こと、喜多川擴だ。そして、その姉である、メリー喜多川藤島メリー泰子)は副社長を務めている。彼女の一人娘、ジュリー藤島(藤島ジュリー景子)は、関連会社であるジャニーズエンターテイメントの社長などを務めているが、彼女の夫は、フジテレビの社員なのだ。
 つまり、ジャニーズ事務所とフジテレビというのは、単純な仕事相手という以上に、身内にも近いような関係なのである。ジャニーズ事務所は、この関係性を利用して、フジテレビ側に責任を押し付けたのではないだろうか。フジテレビとしては、多数の人気タレントを抱えたジャニーズ事務所と良好な関係を保っていきたいという思惑もあったことだろう。

菊間アナがスケープゴートになるまで

 このような取引の上で、フジが全面的に責任を負うことを決意したのだろうと思う。初期の段階では、フジの複数の社員が関わっていたかのような報道であった。しかし、社会的な反応が大きくなったために、最も目立つ存在である菊間千乃アナウンサーにほとんどの責任を押し付けたのではないだろうか。そして、彼女が、個人的な会合に個人的に呼んだという「事実」が創り出されたのである。
 本来であれば、刑事罰に問われるはずにもかかわらず、処分は全てフジテレビの中で行われている。初めは、一週間の謹慎でお茶を濁そうとしたのだろうが、上手く行かず、減給処分及び、無期限番組追放という形に落ち着いたのではないか。こうして、菊間=悪、内=善、ジャニーズ事務所・フジテレビ=巻き添え、というような構図が形成されたのだ。

菊間アナへの追討ち

 人気アイドルグループ「NEWS」のメンバーの少年(18)が仙台市内でフジテレビ社員らと飲酒後、酔って暴れて宮城県警に保護された問題で、村田吉隆国家公安委員長は19日午前の閣議後の会見で「(他局で)『大したことはない』というコメントがあったが、こうした報道(機関)の規範意識はかなり問題がある」と述べた。

 村田委員長は「未成年者飲酒禁止法では監督者は過料に処する、となっている。警察にも毅然(きぜん)とした態度をもってもらいたい」と話し、少年と同席していた同社の菊間千乃(ゆきの)アナウンサー(33)らを宮城県警が事情聴取したかどうか問い合わせるという。

 このコメントについては、かなり広く報道されたが、これについても、ジャニーズ事務所の力が働いていたのではないかという見方がある。それは、ジャニーズ事務所が、中曽根康弘元首相との間に持つ太いパイプを利用して、このような発言をさせ、社会的な批判の方向を菊間アナら、同席していた大人たちに向けようとした、というものである。
 事実、この発言により、さらに菊間アナへの追及が強まったことを考えれば、ありえない話でもないかもしれない。

菊間アナの実家への謝罪

 さらには、フジテレビの幹部が菓子折りを持って、菊間の実家を訪ね、謝罪していたという情報まで流れている。菊間の父親は、八王子実践高校バレー部の監督で、フジテレビの「春の高校バレー」への協力を得ているそうだ。フジテレビにとってはジャニーズ事務所も大切だが、こちらも大切という、板ばさみ状態になっている可能性もある。

内本人は今……

 謹慎中のメンバーは、現在も大阪の自宅で静かに過ごしている。復帰時期は未定だ。

 というような報道がある一方、コンサートのリハーサルに平然と参加していたという噂もある。事実かは分からないが、事実だとすれば、とんだ謹慎である。
 なんにせよ、内に責任はないという意見を、力ずくで一般に広めた以上、彼が復帰するまでには、それほど時間はかからないだろう。ファンにとっては嬉しいことだろうが、こういうことの繰り返しによって、タレントの自覚が失われ、結果として、問題を起こすタレントが生まれてしまうという悪循環に陥っている現状に、事務所は早くに気付くべきである。それは、タレントのためでもあるし、事務所のためでもあるだろう。

おまけ

 アイドル雑誌『POTATO 2005年8月号』(学研)に、掲載されている、内博貴錦戸亮の対談の中で、「今年の夏は○○○な夏にしよう」というテーマについて、内は「山場な夏」と発言しているそうだ。「この山場を元気に乗り越えて、また一歩成長しよう」という言葉が、今回の一件を予言しているようで面白い。おそらく、何事もなかったかのように、元気に復帰してくることだろう。
※この記事は、かなりの部分で、私の憶測をもとにして書かれています。それなりに、根拠を持たせるようにはしていますが、真実であると断言はできませんので、ご了承ください。