女系家族

第6話「修羅場」

宇市(橋爪功)のしたたかさにも綻びが見えはじめた。山守の戸塚(石田太郎)が言ったとおり、嘉蔵(森本レオ)が彼に遺言を残さなかったのは、横領を知っていたからかもしれない。 となると、当然、文乃(米倉涼子)にもそのことをもらしているはずである。に…

第5話

このドラマのキーマンは梅村(高橋克典)と宇市(橋爪功)であるように思う。藤代(高島礼子)ら姉妹はまだそれほど宇市を疑っていないが、梅村や良吉(沢村一樹)は宇市の行動に不信感を抱いている。特に梅村は強く疑っているようなので、今後二人の対決が…

第4話

宇市(橋爪功)強し。さすがに、長年矢島商事の帳簿を仕切っていただけあって、大変うまく立ち回っている。藤代(高島礼子)に山林の記載もれを指摘されたものの、のらりくらりとやりすごし、さらには開き直ることで、一族に頭を下げさせた。 とはいうものの…

第3話

最終的な勝者は誰になるのだろうか。まだまだ先の見えない展開で、これからがとても楽しみである。 矢島家は女系家族であるから、当然三姉妹の力が強いわけだが、実際にはそうでもないのかもしれない。先代の嘉蔵(森本レオ)も、文乃(米倉涼子)という愛人…

第2話

矢島三姉妹とそれを取り巻く人々の関係が少しづつ形になってきた。4人の遺産相続者にそれぞれ味方(といっても、それぞれの思惑を持った味方)が付くようになったからだ。 藤代(高島礼子)には梅村芳三郎(高橋克典)、千寿(瀬戸朝香)には夫の良吉(沢村…

第1話

キャストも脚本も良く、安心して観ていられた。矢島家の三姉妹の遺産相続争いというだけではなく、そこに文乃(米倉涼子)をはじめとする様々な人物の思惑が交錯し、作品のスケールを大きくしている。 前クールの「汚れた舌」も女性を中心とした争いを描いた…